探偵経験
 HOME  大阪  尾行  名古屋進出  名古屋走り  岐阜へ移転  車社会  岐阜
 
 ケース1〜電車での尾行〜


探偵の浮気調査において、昼間のビルへの出入りは、たいがいは営業行為だし、浮気する人はたいてい、会社の車で移動したり、待ち合わせをしてからホテルへ行くことが多い。
昼間に、ビジネスビルでの浮気は考えられないから。
そんな中で探偵が仕事をする時に気をつけなければならないのがマンションへの出入り。
個人の事務所だと、マンションの一室を使うこともあるので、営業か浮気かは、1度で調査しにくい。

ただ、浮気だと、何回か出入りすることになるだろうから、最初は対象者が中に入っている間に、外から通路が見られる構造なのか、とか、どういう入居者が多いか、出てくるまでどのくらいの時間がかかったか、などを見るだけにして、勝負は次回に持ち越すことになる。
浮気なら、必ずまた訪問するに違いないから。

そして、探偵の電車での尾行。
ぼくにとって、最初は本当に大変でした。
対象者を見失わないように尾行するだけでも神経を使うというのに、大阪という土地の知識がほとんどなかったぼくは、梅田での乗り換えが死ぬほど辛かったのを、今でもリアルに思い出すことができます。
いろんな路線が交差していて、わかりにくい。

ついていくのがやっとという中、どこでどう乗り替えて、何線でどこまで行ったか、探偵の仕事の報告書を書く段階で、抜けているものが多くあったり。
あとでメモを見ても、自分が何を書いているか、読めないことさえありました。
ほんと、ついて行くのがやっとだから。

友人の母は、ぼくの探偵として抜けている部分を、目的地や状況から推測し、フォローしてくれました。
使えないやつって、思われてたかもしれませんね。

半年もたつと、出発地と目的地を聞けば、どこで乗って、どこで乗り換えて、何線で行くか、なんかを頭に思い浮かべることができるようになりました。 僕ってスゴイ探偵?!
ただ、たまの休みに友達と遊びに行くだけでも、やたら、電車内にある路線図を、友達の話しも聞かずにずっと眺めていたりして、かなり嫌がられたこともありましたが・・・。コレって、探偵の職業病なのかな…。って思いました。

ある程度の土地勘が出来ると、徒歩、電車での探偵の仕事の尾行は、すごくやりやすいものになりました。
大阪での調査は、最初はとまどうことも多かったけれど、フォローしてくれる友人の母がいたりして、実際、楽しいものだったと思います。

これが・・・。
名古屋では、車に乗ることから鍛えられたんです。
ある程度、車に乗れないと、探偵の調査にならなかったりしますからね。

自分が探偵になって、車で追跡調査をする事になることになろうとは、小さかったぼくが、想像出来ただろうか…。
親が免許位はとっておいた方が仕事でも困らないからって、言ってた。確かにそうだった。 車の免許がなければこの探偵の仕事も出来ていなかった…。探偵になっていてもいなくても免許は必要なものだったと思える。




Copyright(C) 探偵体験談 All Rights Reserved.